育児日記のチカラ

投稿者: | 2006-03-24

読売新聞の投書欄で、育児日記をめぐってちょっとしたやりとりが繰り広げられました。ともに印象深く、感動的なものだったので、ご紹介したいと思います。


まず3月16日朝刊に、横浜市の41歳の主婦の「娘の宿題手伝い 初心思い出す」という投書が掲載されました。小学生の娘に成長記を書くようにとの宿題が出されたのをきっかけに、自らがつけていた育児日記を読んで聞かせたとのこと。娘さんが感激したのはもちろん、自分自身もいい振り返りの時間を持てたそうです。

それに呼応して、本日24日朝刊に、岐阜市の71歳の主婦の「娘を明るくした育児日記は宝物」という投書が掲載されました。こちらは、娘が思春期を迎えて親子関係がギクシャクしたときに、大学ノート38冊分の育児日記を読ませ、その危機を乗り切ったというもの。のちに母となった娘さん自身も、育児日記をつけていたとのことです。「育児日記は、家族にとって宝物のように大切な存在」という結びの言葉が印象的でした。

新聞の投書欄は建前先行のきれいごとの意見が載ってつまらないことも多いのですが、こうした庶民の日常にまつわる「いい話」は、大歓迎したいものです。とりわけ、世代も地域も違う人同士が投書を通じて心を通わせるというのは、とても素敵なことじゃないでしょうか。

さて、改めて育児日記について。育児日記は、書くほうの親にとっても、書かれる子にとっても、とても大きな意味を持ち得るものだと思います。

まず親にとっては、育児の最中には気分転換やストレス解消になり、育児が終わった後は当時を振り返る際の格好のツールとなります。横浜市の主婦も書いていましたが、時間が経つと細かい記憶というのは薄れたり消えたりするものですから。

そして子にとって。ある程度成長してから読むと、自分が親にどれだけ大切にされているか、そしてどれだけ大変な思いをしたか、口で言われるのとは全く違う次元で実感することができるでしょう。また自分自身が親になったとしたら、その育児日記に何がしかのヒントをもらったり、励まされたりするかもしれません。

岐阜市の主婦の例にあるように、育児日記をつけることが家の伝統になって行けば、その家族はとてもいい空気に満たされることと思います。

私自身は子を持たない身ですが、全国のできるだけ多くのお母さん、そしてできればお父さんも含めて、育児日記をつけるようになればいいな、と感じたことでした。

育児日記のチカラ」への2件のフィードバック

  1. 悠楽ネット 緒方

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    突然、お邪魔しまして申し訳ありません。

    熊本市在住の緒方と申します。

    今回は、貴方の資産であるブログの活用を提案させて頂きたく、情報を送信致しました。

    お忙しい所、恐縮ではありますが、下記のサイトを是非、御覧下さいませ。

    http://you-raku.net/anc/blog01.php?ID=A111

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