「5000枚のハガキ」に教わったこと

投稿者: | 2008-12-02

11月30日のフジテレビ「エチカの鏡」では、老人性うつ病を患った母親に毎日ハガキを送り続けている女性の物語が紹介されました。その数、何と5000枚!

ハガキのパワーで母親の症状が改善した、というのが物語の主旨です。ですが私が注目したのは、終盤に女性が「自分にとってもハガキを書き続けることはプラスになっている」と述べた点です。

毎日1枚というのを自分に課すことで、日常生活の中で自然にネタ探しをするようになり、小さな気づきが増えた、というのです。図らずも、この女性にとって1日1枚ハガキを書くことが「脳トレ」になっていたようです。女性が文字だけでなくイラストを添えるようにしていることも、脳への刺激になったでしょう。

この点は、ブログを書き続けている者には大きな励ましとなります。毎日1件ずつの記事でも、5年10年と書き続ければ、生活に対する構えそのものが根本的に変わってくるんじゃないでしょうか。そして、脳自体も。

この女性は、難病の娘を介護しています。ハガキと向き合う時間は、彼女にとって「憩い」でもあるのかもしれません。

常日頃「世のため人のため」と心がけ、口にもしている私ですが、それを長年継続するためには、どんな形であれ、自分にとっても「いいこと」がないと難しいよな、ということを教えられました。

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