電子書籍に「読み放題」は来るのか

デジタル・コンテンツの世界では、「・・・放題」なサービスが当たり前になりつつあります。カタカナ語で言うと「サブスクリプション」というヤツです。

映像(映画、ドラマなどテレビ番組、アニメ等々)しかり、音楽しかり。そして今回話題にする電子書籍に近いところでも、雑誌には「読み放題」のサービスが既にいくつもあります(ドコモの「dマガジン」がおすすめです。ドコモユーザー以外でも利用可)。

一部では、Amazonがそのうち「書籍読み放題」を始めるんじゃないか、という憶測ないし希望的観測があります。既に「ビデオ」「音楽」で「・・・放題」を提供している同社のこと、ある日突然サービスを始めるかもしれません。

読み手とすれば、「書籍読み放題」はまさに天国のようなものです。価格がいくらになるかはわかりませんが、仮に月額1000円だとすると、2冊か3冊読めば「元が取れる」というものではないでしょうか。また小説のように最初から最後まで読むのが当然のもの意外であれば、拾い読み・つまみ読みのハードルが下がり、多くの著書に触れる機会も増えるはずです。

※上では「月額1000円」と仮定しましたが、音楽や雑誌の例を見る限り、もっと低価格になる可能性が高いです。500円を超えると、契約する人の母数が極端に落ち込むのではないでしょうか。

問題は、書き手や出版社など創り手側に十分なお金が行き届くかどうか、です。音楽の分野で見られるようにスーパースター的な書き手は配信拒否なんてこともできるでしょう。でもそうでない書き手は、読んでもらう機会を逃さないため、配信に応じざるをえないのではないでしょうか。

音楽の場合には、CDやデジタル配信での稼ぎからコンサートなどライブでの稼ぎにシフトしつつあります。出版では著者による講演会、トークショーということになるんでしょうか。でもこれはあまり儲かる商売ではありませんよね、どう考えても。

紙や単体の電子版が発売されてから一定期間経った「旧著」だけを対象にする、というのもありかもしれません。たとえば半年後とか一年後とか。DVDなどのレンタルが映画公開の一定期間後まで抑止されているのと同様に、出たばかりの時に読みたい人は別途金出して買ってね、というスタンスです。これなら読み手にも書き手にも納得感あるのではないでしょうか。

いずれにしろ、仮に書籍読み放題が実現するとしたら出版というビジネスモデルそのものが大きく変容するのは確実です。いろんな著書・著者に触れる機会が増えることで、紙の書籍の市場は縮小するどころかむしろ拡大する、というシナリオもなくはないと見ていますが、それは楽観的にすぎますかね?

生きているうちに、書籍読み放題サービスの登場を目にして、実際利用してみたいものです。


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