人工知能に職を奪われる、という未来図がまことしやかに語られるようになってきました。
10年後ということはないかもしれませんが、30年後ないし50年後には今世の中にある仕事の過半が、人工知能やロボットに取って代わられる可能性があります。大学生は就職活動にいそしんでいますが、彼ら・彼女の職業人生後半にはそうした未来が到来しているでしょう。
そんな時代、人は何をして人生を過ごすのでしょうか。今とは違うタイプの仕事・雇用が大量に生まれ、それにいそいそと従事しているのでしょうか。それとも、ベーシックインカムのような最低所得保障を得て、多くの時間を娯楽や自己研鑽といった活動に振り向けているのでしょうか。
どちらの方向に行くにしろ、個々人の間の暮らし方の違いは拡大し、多様化が進んでいくことになるのでしょう。経済面はもとより、能力面での「格差」も拡大していくことと考えられます。
明日からすぐに変わる、というようなのものではなく、年単位で徐々に進んで行くようなことなので、それについて考えたり備えたりすることは、ある程度可能でしょう。ただ一つ、我々が生きているうちに仕事のあり方や中身が現在とは全く違ったものになるかもしれない、ということは早めに覚悟しておいた方が良さそうです。
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