時代のうねりを感じる主役交代

投稿者: | 2008-12-12

今年、電動アシスト自転車の売上が原動機付き自転車(原付)の売上を上回りそうです。

電動自転車が原付き抜く 20年出荷台数、新規制やガソリン高も影響 (1/2ページ) – MSN産経ニュース

下の記事によれば、新しい道路交通法施行規則に対応した電動アシスト自転車は、「加速力がこれまでとは、まったく別物」だそうです。さらに人気が高まりそうですね。

電動アシスト自転車がパワーUP! 環境と健康に配慮した21世紀の乗り物だ – 日経BP セカンドステージ

昨年来の原油高騰で自転車そのものの見直しが加速したこととあわせ、手軽な乗り物の主役が原付から電動アシスト自転車に変わることの意味は、小さくない気がします。もっと言えば、ここのところとみに「クルマ離れ」が顕著になってきたことも、そう。

モノやエネルギーを多量に消費することが、豊かさの証として歓迎された時代から、環境との調和を図りつつスマートに消費する時代へ。キャッチフレーズ風に言えば、そんな感じでしょうか。あるいは、消費そのものではなく、意義や意味、あるいは人とのつながりを求める方向に、人々の価値観が変わり始めているのかもしれません。

GDPの成長という点では好ましくないのかもしれませんが、人の生き方としては高度化(ないしは原点回帰)が進みつつあると言っていいと思います。暗いニュースが多い中、私にとってはひときわ輝いて見える前向きなニュースでした。

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