東日本大震災の時もそうでしたが、今回の熊本地震でも、他人(主に芸能人)の言動にSNSなどを通じて「不謹慎だ!」と食ってかかる人がいたようです。
確かに困ったことですが、そうした人はネットの中でも少数派だということを忘れてはいけないと思います。ましてや日本社会全体で見れば、そうした人は文字通りノイジーマイノリティーでしょう。
その点で、起こった現象、というより話題になっている現象だけを見て「日本はいつからこんなつまらない国になったんだ!」嘆いてみせる人たちも、日本をつまらなくしています。
幸いなことに、そうした薄っぺらな人もまた、この社会では少数派ということ。日本社会で何十年も生きていれば当然育っているはずのセンス、常識のようなものが欠落しているんでしょうね。いわゆる不謹慎厨も、それをことさらに問題視する人も。他人事ながら、日常の他人とのコミュニケーションでもしょっちゅう齟齬を来しているのではないかと心配になります。それがネットでの過度に攻撃的な姿勢、エラそうな姿勢につながっているのかもしれません。
社会を構成するのは我々一人一人です。両者には、社会を良くするだけの才覚が無いのならせめて黙っておれ、と言いたいですね。