海老蔵の会見

投稿者: | 2016-06-11

歌舞伎俳優の市川海老蔵が会見、妻である小林麻央が乳がんであることを明かしました。

「明かした」というより、一部で妻の病気のことが報道されたので、それを認め、説明したというのが正確なところです。これまで芸能人本人が「がん告白会見」をしたのは何十遍とありましたが、夫が妻のがんを会見で明らかにする、というのはあまり記憶にありません。似たケースとして唯一思いつくのが、妻である大山のぶ代の認知症を告白した砂川啓介の例くらいでしょうか。

小林麻央は33歳。子供は4歳と3歳です。夫婦ともに超有名人でこの年齢、そして子供が幼いにも関わらず病状が「深刻」とくれば、国民的関心を集めるのは仕方のないことです。一部には「そっとしておいてあげれば・・・」という意見もありますが、マスコミも仕事ですから、それは無理というものでしょう。

たださすがに、幼い子の生活を妨げたり、彼女の実家にまで押しかけたりするのは「やりすぎ」と思います。あと小林麻央自身は先日姿を見せなかったので、どこかで写真に収めようと張り込んでいるパパラッチがいることでしょう。それこそゲスの極みというヤツですが。

会見を受けて、そしてメディアの報道を受けて、日本のあちこちで夫妻のことが話題になるでしょう。受けとめ方や感じ方、心に残ったポイントなどは人それぞれなので、こう言っては何ですが、「良き教材」になることと思います。病気のことも秘密にできない(それどころか「ネタ」として消費される)芸能人というのは因果な商売ですが、考えようによっては注目されるうちが華とも言えます。少なくとも第三者が正義感に駆られてメディアやそれを貪る大衆を罵るのは、傲慢というものでしょう。

小林麻央さんのご快癒をお祈りします。あの少し甘えた話し声をもう一度テレビで拝見したいものですが、叶いますかどうか・・・。

海老蔵の会見」への1件のフィードバック

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