ジャーナリストというよりニュース屋たれ

投稿者: | 2008-12-28

新聞をめぐるニュース・記事が相次ぎました。

毎日・産経が半期赤字転落 「新聞の危機」いよいよ表面化

地方新聞社が大手新聞社NYT社をリンク張りで訴える

CNNが「活字」参戦 業界地図塗り替えるか?ネットと積極提携も

かく言う私は、ここへ来て日本経済新聞の購読を再開しちゃってます。何せ、こういう経済情勢下ですから、ニュース欲求とでもいうべきものは極度に高まってて。

でも経営ということで言えば、広告の落ち込みが新聞社の収益を圧迫するのは間違いありません。我が国でも、この不景気を乗り切れない新聞社が出るかもしれませんね。

大勢の記者を抱えて、紙の新聞を売る、紙面に広告を載せる、という新聞社のビジネス・モデルがいずれ行き詰まるのは、はっきりしています。ビジネス・モデルを根底的に組み替えなければならないわけですが、既存の新聞社には、それは無理かもしれません。CNNもその一例ですが、新しいプレイヤーが出てきて、あっという間に業界の地図を塗り替える、という方が蓋然性が高そうです。

新聞業界の方は、ジャーナリストというプライドをお持ちでしょう。でも我々が求めているのは、情報やネタの提供元です。そうしたものに過ぎません。「ブンヤ」という呼び名がありますが、「ニュース屋」という自己規定こそが、結局は生き残るための要件のような気がしますよ。

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