トランプ勝利の衝撃

投稿者: | 2016-11-10

8日に行われたアメリカ大統領選挙において、大方の予想を覆してドナルド・トランプ候補が勝利を収めました。

私はかねてから「トランプ勝利、あり得る」とは思っていました。ただここのところの世論調査結果や識者の分析でもクリントン優位が続いていましたので、やはりこの結果には意外の感を持ちましたね。

記事のタイトルに「衝撃」と付けました。これは彼が大統領になることが私にとって衝撃だというよりは、彼が大統領になることがアメリカや世界にいろんな波紋を呼びそうだ、ということです。もちろん日本にとってもその衝撃は小さくないことでしょう。

アメリカでは、メディアや芸能人・文化人といった人たちがクリントン支持を鮮明にしてきました。こういう層でのクリントン支持率は圧倒的だったことでしょう。それでも、選挙では敗れた。少なくとも半分近いアメリカ国民の意識・思いと彼ら恵まれた人たちのそれに乖離があることが、今回改めて浮き彫りとなりました。もちろん後者の人たちは、8年前にオバマが当選した時には快哉を叫んでいたことでしょう。

オバマ政権の8年間で、やはりアメリカ国民の間の亀裂はさらに大きくなったようです。トランプ政権のもとでの4年間で、その亀裂はさらに深まるのでしょうか。クリントンを支持した人たちが、トランプや彼を支持する人たちを見下し、罵り、憎々しく思っている限りは、そうなるでしょうね。彼らには、トランプ政権と是々非々で向き合ってもらいたいものです。合衆国憲法がある限り、いくらトランプでもアメリカを滅茶苦茶にできるものでもないでしょう。

私は明確にトランプ支持というわけではありませんが、やはり反トランプを公言する人とはものの見方や考え方がかなり違うな、というのを今回改めて痛感しました。8年前のオバマ当選は冷めた目で見ていましたので、むしろ今回の方が新政権への期待感は高いほどです。この辺、多くの人の言っているように英国のEU離脱の件と似ていますよね。私は多くのエリートの皆さんとは違い、英国民の「離脱」という選択が愚かだったとはこれっぽっちも思っていません。

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