ここ数年は個人的事情で、元日から仕事ということが続き、あまりお正月気分というものを味わえませんでした。
今年は曜日の巡り合わせが良く、久々に自分としてはお正月らしいお正月を過ごすことができました。紅白やゆく年くる年を観たり、お雑煮を食べたり、初詣をしたりといった風な。
改めて考えると、お正月には「反省」と「リフレッシュ」という2つの効用があるように思います。
反省
帰省し、久々に親族が集まったり同窓会をしたりすればなおさら、そうでなくても、正月は自分の人生を振り返るいいきっかけを与えてくれるものです。新年の開始と同時に様々な計画を立てたり新たな決意をする人も多いでしょうが、そんな時もまずは自らを振り返ることから始まるはず。
リフレッシュ
日本では4月が年度始まりでもあるので、その辺曖昧というかどっちつかずな面もありますが、新年のスタートは、新たなことを始めたり、何かに再チャレンジするには格好の時期です。手帳やカレンダーが改まることとあいまって、気分を一新するにはもってこい。成果を上げたいなら、こういう心理効果を活用しない手はありません。
今では昔と違い、元日営業は当たり前。正月なんて関係ない、という人も少なくないでしょう。数年ぶりに正月を堪能した私に言わせれば、何年かに1回、思いっきり正月を味わうのはいいものです。元日に休めない人でも、せめて松が明けるまでには数日間の正月休みを取り、上記のような新しい年に向けた気分の切り替えや盛り上げを図ってみてはいかがでしょうか。
正月のちょっと前には、クリスマスというものもあります。けれど、その文化的な深みと豊かさにおいて、正月とは比べものにならないな、というのが、年を重ねるとともに強くなる私の実感です。