情報があふれる現代、日々いろんなニュースやネタを追うだけで時間がどんどん過ぎてしまいます。
だからこそ、立ち止まる時間や心のゆとりが必要でしょうね。人生にとって本当に大切なことと向き合うための。
何が大切かは、人によって異なるでしょう。仕事、家庭、友人などの人付き合い。人によっては、地域との関わりや信仰、読書など知的生活、趣味・娯楽だったりするかもしれません。さすがに「お金」という人はあまりいないでしょうけど。
洒落みたいな言い方ですが、自分にとって何が大切かを振り返るというそのことも、やはり大切な時間だと思います。
とりわけ人生の「残り時間」が少なくなってきたら、意識してそうした大切なことについて考え、語り、あるいは文章化するように心がけた方が良いでしょう。病気になるなどして死が突如として目前に突きつけられると「時すでに遅し」となっている危険性が高いですから。
そんな問題意識をかねてから持っていたものですから、ディグニティセラピーなるものを知った時には「ピン」と来ました。これを日本に合うようにアレンジし、末期の患者だけでなく広く中高年の人に実践してもらうにはどうしたらいいか。いつも考えています。