死ぬまでにしたいこと

投稿者: | 2006-04-30

「死ぬまでにしたい10のこと」という映画があります。死を目前にした女性が、いわば「ToDoリスト」としてしたいことを列挙、実行していくというストーリーです。


死が目前に迫っていない人にとっても、したいことを書き出してみるのは、自己発見の格好のエクササイズになるのではないでしょうか。

私なりに整理すると、「したいこと」はだいたい次の4つのカテゴリーのどれかに当てはまるものと思います。

・大切な人と会い、時を過ごす
これが誰にとっても一番の優先事項でしょう。誰とどんな人間関係をつむいできたかは、その人の人生の核心となる部分ですから。

・大好きなものをもう一度満喫する
食べたり飲んだり、あるいは趣味にしていたことをもう一度やったり。ここはある意味でその人らしさが最も出るところかもしれません。

・やりたくてできなかったことを叶える
私自身は正直あまりピンと来ないのですが、こうした願望を持つ人もいるようです。行きたくて行けなかったところに行くとか、我慢してたことを実現させるとか、人によっては倫理に反するようなことを望む場合も。落語にある「死ぬ前に一度だけつゆをたっぷりつけてそばを食いたかった」というのも、このクチですね。

・死んだあとのことに備える
持ち物を整理するとか、やりかけの仕事に区切りをつけたり誰かに引き継ぐとかいったことが考えられます。そしてもちろん、死んだあとの葬式や墓、相続についての手配なども。一般の人の念頭にはあまり上らないかもしれませんが、結構重要な営みです。

ちなみに私だと、「大事な人に別れを告げる」「大好きな音楽を聴く」「蔵書を整理する」「書いたものを整理する」「遺言を書く」あたりが上位に出てきます。大切なことを優先するなら、必ずしも10個挙げる必要はないんじゃないでしょうか。

ところであるブログでは、「死ぬまでにしたい100のこと」を書くことが提唱されていました。10個どころか100個になると、趣旨というか性質が変わってくるような気がしますね。

死ぬまでにしたいこと」への3件のフィードバック

  1. ★現実ブログ!!「現実にある出来事の紹介」

    遺言書に書いておきます。

    先日、東京新聞と中日新聞に、私達のサービスが掲載されました。「遺品整理業者、ひくてあまた」と言うタイトルでした。この記事を見られてお電話が、30本ほど有りまして私も5本ほどの電話を受けさせていただきました。お電話の内容は、やはり8割以上が自分の死後の遺品

  2. ★現実ブログ!!「現実にある出来事の紹介」

    遺言書に書いておきます。

    先日、東京新聞と中日新聞に、私達のサービスが掲載されました。「遺品整理業者、ひくてあまた」と言うタイトルでした。この記事を見られてお電話が、30本ほど有りまして私も5本ほどの電話を受けさせていただきました。お電話の内容は、やはり8割以上が自分の死後の遺品

  3. ピンバック: 志の輪、広げよう。 » 読売ウイークリー「”余命半年”どう生きるか」記事のアンケートに回答

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください