私は同じ世代の中では間違いなく読書量で上位1%に入っていると思います。本をたくさん読んできたというのが、自分の心の支えになっているほどです。でもだからこそ、この記事には首を傾げました。
本と言ってもいろんなモノがあります。読めば読むほど「バカ」になるような知的に偏った本、あるいはスナック菓子みたいなものでお腹が膨れた気はするが実のところの何の知の肥やしにならない本も無数にあります。そうした本を読まないのは、むしろ時間や金の節約になっているかと。
もう一つ。もっと重要な点は、本を読む以外にも学びの機会は無数に転がっている、ということです。現実の世界(というか世間)もそうですし、映画・アニメ・ゲーム・ドラマといった多数の人間が関わらければできない作品もそうでしょう。
今後「読書離れ」「活字離れ」ということが言われるかもしれませんが、出版業界の人や書き手の人たちがこの程度の認識だと、ますます読書離れは進むんじゃないでしょうか。それこそ、マーケティングの本でも読んだ方が良いですよ。