資本主義の終わり?

投稿者: | 2009-01-23

ここのところ、「資本主義はこのままじゃダメだ」といった言論に触れる機会が多くなっています。

船井幸雄、原丈人、ムハマド・ユヌスなど。少し前の辻村信一もそうでした。

明らかに、今回の経済危機がこうした言論の追い風になっています。ウォール街など金融界の強欲さやアメリカの過剰消費体質は、確かに持続不能でした。その意味で、見直しの議論が起こるのは当然です。これを機に社会主義・共産主義の復権を目論む輩は論外ですが。

これからこのブログでもいろいろ考え、書きとめていこうと思います。

現時点では、見直しのポイントは、「人々がいきいき働いているかどうか」「持続可能であるかどうか」といった点にあるように思います。従来我々が営んできた資本主義社会は、その2つの要件を満足させることに失敗しました。

ともあれ、多少時勢に悪乗りしている感がなきにしもあらずとは言え、多くの人が「資本主義の超克」を語り始めていることの意味は小さくありません。ティッピング・ポイントという言葉がありますが、ある時から雪崩を打つようにパラダイム・シフトが進むような予感がします。

自己や私企業の狭い自己利益を追求するのが当たり前の社会から、世のため人のために生きる人や企業が多数派となる社会へ。

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