マギーズ東京について

Eテレ「ハートネットTV」で昨秋オープンしたマギーズ東京のことが紹介されたので、興味深く観ました(4月18日放送)。

ハートネットTV:がんと共に歩む力を

豊洲にオープンした「マギーズ東京」。がん告知の衝撃に打ちひしがれた人や死の恐怖におびえる末期がんの患者はもちろん、家族や友人など、がんに関わる人すべての人を対象に、専門的な訓練を受けた看護師や心理療法士が無料で相談に応じています。

がん患者や家族が心の内を語ることで、気持ちや考えに整理が付いたり、治療に対して前向きになっていくさまが描かれていました。話している間にがんの痛みが軽くなったという人もいて、随分劇的だな、と思わされるシーンもありました。

こんな施設というか場所が、病院の外にあることが重要なんでしょうね。医療の現場ではなかなか落ち着いて話をすることができませんので。その意味では、素晴らしい取り組みだと思いました。私自身はがん患者でも患者家族でもありませんが、応援したくなるほどです。

ただあのやり方が全国的に同種の施設をつくる上での「モデル」となるかというと、端的に言って無理です。もっと低コストで運営できなければ、資金面で行き詰まることになるでしょう。日本全国に一カ所ならあれでもいいのかもしれませんが、たとえば人口二万人規模に一カ所となると、根本的に違うやり方をしないとダメでしょう。場所の面でも人の面でも資金調達の面でも。

その意味では、マギーズ東京がもてはやされるのはあまり良いことばかりではないような気がします。京都から見学に来ている医師が番組に出ていましたが、他の地方で取り入れるには別のモデルが必要かと感じました。

各地で「がんサロン」というものが運営されていますが、それが属人的要素を脱し、互いに連携する中で医療者や行政も巻き込んでいく、みたいな流れが日本には合っているのかもしれません。

なお番組は25日に再放送されるので、前回のを見逃した人はぜひチェックしてみてください。いずれ「アンコール」ということで再々放送されることもきっとあろうかと思います。それくらい、心に響く内容でしたよ、番組そのものは。


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