今の世の中、ワークライフバランスという言葉があるように偏った生き方は流行らないようです。
けれど仕事でいっぱしの成果を上げ、世の中に貢献するくらいのモノを生み出そうとするなら、やはり仕事以外の私生活・家庭生活というのは後回しにならざるをえないのではないでしょうか。犠牲にするとまではいかないでしょうが、気の使い方、エネルギーの配分が9:1とか8:2でも全然悪くないと思います。さすがに時間配分がそこまで偏ることはあり得ませんが。
結果、それだけ打ち込んだとしてもさしたる成果が上がらず、仕事人生は失敗だった、ということになるかもしれません。けれど目指すこと自体に意味がありますし、その過程では学びや他では得がたい経験もすることでしょう。「無意味だった」ということにはならないはずです。
こんなことを書こうと思ったのは、最近読んだ記事から世の中(といっても主にメディア上でのですが)の風潮に違和感を覚えたからです。
“妻だけが頼り” 配偶者と死別後 男性は外出・会話少なく | NHKニュース
よく指摘される問題ですが、「妻が先に死んでも困らないように早いうちから話し相手をつくっておきましょう」と言われても素直に従おうという中高年男性はほとんどいないのではないでしょうか。
次にこちら。
日本人はすでに先進国イチの怠け者で、おまけに労働生産性も最低な件(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社
自分はこちらの記事にはかなり共感を覚えました。ただそれをTwitterでつぶやくとき、何か憚られるようなものを感じたのも確かです。「時代錯誤と思われちゃうんじゃないか」と。このブログ記事のタイトルだって、「カッコ悪いと思われやしないかな・・・」と思いながら付けています。
ただ、こういう風潮というか流れには逆らいたいですね。流された挙げ句人生のおしまいのほうになって「やっぱりもっとメリハリのある人生にしておくべきだった」という後悔は、したくありませんから。