「いい話」だが・・・

投稿者: | 2017-05-08

福井新聞にエンディングノートについての記事が載りました。

単に「エンディングノートとはどういうものか」といったことにとどまらず、実際にエンディングノートを遺して亡くなった女性のエピソードが登場。

エンディングノートに亡き妻の思い 家族へ克明に、子へのメッセージも 社会 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

「預金は二人の子どもで半分ずつ分けて」「軽自動車は長女に名義変更を」「散骨してください」―。40代の妻が残したエンディングノートには、夫が知らない銀行口座や保険などが細かく書かれていた。1月に妻を亡くした福井市の男性(49)は「お金のことは分からなかったので助かった。ノートに書かれた全ての希望をかなえることはできないが、夏には沖縄の海で散骨したい」と話している。

ケチを付ける、ということではないのですが、まず「記者はどうやってこの夫婦の話を知ったんだろう?」というのが気になってしまいます。中身への注意力が少し削がれてしまうほど。

記者の友人・知人関係なのか、それとも他の何かについて取材している際にたまたまこのエピソードを聞きつけたのか。あるいは、あまり考えられないですが、この夫ないしその親族・知人がこのことを福井新聞に垂れ込んだか。

できればその経緯について、記事できちんと紹介してほしかったところです。エンディングノートの実物の写真もあるので、まさか創作ではないと思います。ただ、やはりこのエピソードをどう入手したか、というのは記事に絶対書いておくべきことだと思うんですよ。一人(いや、夫など家族の人生)の人生に関わる物語だけに。

この女性のエンディングノートの中身などについては、別のエントリーでじっくり考えてみます。ちなみに夫が49歳で亡くなった妻も「40代」ということですので、このご夫婦は現在46歳の私にとっては同年代に当たります。その辺も、当然このエピソードに強い興味を抱く要因となっています。

「いい話」だが・・・」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 妻が遺したエンディングノート | 死に支度すれば死神逃げていく

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