「教育無償化」という論題

骨太の方針の議論が進む中、教育無償化というのが大きな焦点になってきました。

自民 大学授業料無償化 卒業後納付の新制度など提言へ | NHKニュース
教育無償化、少子化対策で浮上 財源・対象など論点分散  :日本経済新聞

私は今のところ、この施策には反対です。

1)目的がはっきりせず、従って効果の検証しようがない
2)巨額の財源を要する
3)長い目で見て日本の教育産業を衰退させるおそれが強い

といった点が、その理由となります。

2)は言わずもがなのことですが、1)と3)みたいななことがないか、それぞれ全く逆の話であれば大した問題ではありません。つまり、費用対効果がはっきり見えるので改善の余地があり、中長期的に教育産業が活性化するなら、目先数兆円公費をつぎ込むとしても「安いもの」と言えるでしょう。でも自分にはそう思えません。

特に1)については自信を持ってそれはダメと言えます。少子化対策なのか、格差対策なのか、はたまた選挙対策なのか(笑)、何を目指した政策なのかがあまりにあいまいなのです。あいまいと言うより、いろんな下心が「教育は大切」「子供は国の宝」といったオブラートのもとに集結しているような気がしてなりません。そもそも安倍政権・自民党が急にこの件に前のめりになったのは、憲法改正を控え維新の会との接近をはかるという政局的な思惑が大きいのではないでしょうか。

あれこれ言いましたが、教育無償化というテーマは政策について、もっと言えば国家の役割とか教育の意味といったことについて考え、議論するにはなかなか良いテーマだと思います。議論の結果、無償化は取り下げられた、ということになるのが私としては理想ですが、ひとまずこの件に関して世間の注目を喚起したいですね。

さすがに「タダになるんなら、いいんじゃな~い?(イメージ的にオバちゃんの声で)」などという人はいないことと思いますが・・・。


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