死生学への興味

投稿者: | 2009-01-29

このところ、「死生学」を意識しています。

東京大学出版会が出している「死生学」という全5巻のシリーズがあるんですけど、その第1巻を買っちゃいました。これから、じっくり読みます。

死生学はthanatologyの訳で、文字通りには「死の学」なんですけどね。死というものについて、多面的にアプローチする学問だと思います。極端に言えば、問題関心や認識の深まりに応じて、各人各様の死生学があってしかるべきでしょう。私も、「永岡死生学」の確立を目指したいものです。

死生学の存在意義は主に2つあると思います。

一つは、もちろん自分自身の死に備えるということ。死生学を会得(?)したからといって安らかに死ねるとは限りませんが、死に立ち向かう心構えのようなものは、培われることでしょう。そしてもう一つは、死の対極である生の意義を気付かせてくれたり、生をより味わい深いものにしてくれるということ。生が輝くのは、死があるからこそ、ですしね。

ともあれ、今の私はさながら「死に取り憑かれた男」です。もちろん、自分が今すぐに死ぬとはこれっぽっちも考えていませんが。

さてそんな折、ブログでこんなことをお書きになっている方が。全く同感です。

臨終を支援するために(宮さんの石切場)

ご本人や家族と「死について話し合うこと」が本当に大切になってくることを実感しました。そして、そのバックボーンになる介護職(コレには看護師も含まれますが)一人ひとりの「死生観」が重要になってくるということです。まず「介護に携わる全ての職員」(僕としては事務職やソーシャルワーカー、そしてケアマネジャーも含めたいです)が「自分はどんな死に方をしたいのか」ということ、それはもっと言うと『どんな生き方をしたいのか』ということについて、口にする、言葉にする、文章に書き記すといった作業がこれから必須になってきそうです。

何らかの形で死に関わる仕事をする人は、まず自身の死生観を確立せねば。もちろん、その営みはそれこそ死ぬまで続くんでしょうが。

死生学への興味」への2件のフィードバック

  1. のび~る

    どこまで進んでいますか?
    1冊4千円として、全巻買い揃えるのに2万はかかるとか?
    勉学に励んで下さいね☆
    愛車を当て逃げ?されたのび~るより

  2. のび~る

    どこまで進んでいますか?
    1冊4千円として、全巻買い揃えるのに2万はかかるとか?
    勉学に励んで下さいね☆
    愛車を当て逃げ?されたのび~るより

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