今回の不況下でも、価格破壊の波があらゆる業界に押し寄せそうです。
消費者にすれば、出費はできるだけ抑えたいと考えます。従来以上に、モノやサービスの価格に敏感に、そしてシビアになってくるのは当然でしょう。
サービス業のガイド本などでは「期待<サービス・・・感動」といった図式がよく出てきます。それに倣えば、「価格<満足・・・お値打ち感、価格>満足・・・失望感」という図式が、ますます強まってくるのでしょう。
昨日、テレビやラジオで、価格破壊に納得できないといった風の職人さんの話を聞きました。でも、いつまでも供給者の論理で値付けをしていると、遠からず消費者から見放されるでしょう。すべての供給者が、自分たちは価格以上の価値を消費者に提供できているか、絶えず問わねばなりません。まして今は、その満足ラインがますます切り上がってきているのですから。
価格破壊は大歓迎です。消費者としてはもちろん、供給者としても。サービスを向上させつつ、それをより低コストで効率良く提供するって、知恵の使いどころじゃないですか。