ゴミを拾い続けた男

投稿者: | 2009-02-07

今月1日放送の「エチカの鏡 ~ココロにキクTV~」では、我が千葉県習志野市にまつわるエチカが。

習志野市には谷津干潟という干潟があります。ラムサール条約に登録されたいわば世界的な湿地帯なのですが、高度成長期にはゴミの不法投棄によって一時は消滅の危機にあったとのこと。その時29歳の新聞配達員だった森田三郎なる青年が、たった一人でゴミ集めを始め、ついに干潟を甦らせた、という物語です。

森田三郎と谷津干潟
http://www.bekkoame.ne.jp/~taza/higata/morita-higata.html

習志野市に16年間住みながら、うかつにも森田氏のことは存じ上げませんでした。もったいないことだと思いますね。

番組を観ながら、絵本「木を植えた男」が思い出されました。たった一人で長年にわたって自然に立ち向かい続けたという点で、両者は似ています。ただし、こちらの森田氏はそのうち仲間ができていきます。物語としては、絵本以上かもしれません。

番組の中では、森田氏自身が「人生のケチ」という話をされていました。やりたいことがあるのにそれを墓場にまで持って行くのが「人生のケチ」だとのこと。我が人生に悔い無し、ということもこの人が言うと迫力が全然違いますね。

幸いというか、YouTubeに動画がアップされていますので、見逃した方は、ぜひ。

http://www.youtube.com/watch?v=jlCV0WSjQuI

番組を観て思ったこと。その他に2つ。こうした生き方は男にしかできないだろうな、ということ。この生き方を、絵本やアニメなどを通じて、後世まで語り継がなければ、ということです。

同日の「エチカの鏡」では横井庄一さんも登場していました。ともに、「スゴい生き様」だと思います。

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