NHKが死について取り上げると・・・

投稿者: | 2017-09-28

昨日のNHKニュースで、先日亡くなった日野原重明さんの最後のインタビューが放送されました。

日野原重明さん最後のインタビュー映像 死への恐怖率直に | NHKニュース

ことし7月、105歳で亡くなった医師の日野原重明さんが、亡くなる半年ほど前に自宅で応じたインタビューの映像があることがわかりました。インタビューはおよそ20時間におよび、死への恐怖を率直に語る一方、「前進を続けなくてはならない」という前向きなメッセージが残されています。

見出しは「死への恐怖率直に」となっていますが、実際の日野原さんの語りを観ると、死と向き合う強さ、そして人間としての大きさを改めて感じられるものでした。リンク先、いつまであるかわかりませんが10分ほどの映像です。ぜひ見てみてください。

インタビューはトータル20時間に及ぶものだったそうなので、改めて「NHKスペシャル」か「クローズアップ現代+」で「日野原重明さん 最後のメッセージ」といったタイトルで番組化されることでしょう。期待して待ちたいと思います。

また、幻冬舎から出版された「生きていくあなたへ 105歳 ~どうしても遺したかった言葉~」もぜひとも読まねばなりませんね。電子版も発売されているので、早速買うことにします。

それにしても、NHKが死の話題を取り上げる時はできるだけ観るようにしているのですが、医師や僧侶などその道のエキスパートがいざ自分の死に直面して苦悩している、といった筋立てのドキュメンタリーが多い気がします。

先週放送された「ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日」という番組もそうでした。

安心立命の境地に達し、穏やかに死んでいく人を描いたのでは番組としてつまらない、という意識があるんですかね。あるいは、真実の死に様を伝えることが大事という意識か。

上記番組の感想としては「考えさせられました」というものが多く寄せられています。ただ現実問題として、看取りのエキスパートといった人ですらおのれの死を受け止め、受け入れることが難しいとしたら、非医療者である我らはどうすればいいというのでしょうか。専門家でもじたばたするんだから、我らが死と向き合えなくても仕方ない、といった絶望感しか出てこないように思えます。

NHKにはぜひとも、普通の庶民が穏やかに死んでいくドキュメンタリー、看取る家族に涙だけでなく笑顔があるようなドキュメンタリーもつくってもらいたいものです。

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