安倍晋三政権が再度出来てから目に付くのは、「リベラル」という言論勢力がますます現実から遊離した議論を展開し、汚い言葉を使うなど自らを貶めるようなことをむざむざする姿です。
さすがにここまで来ると、特にはっきりした思想を持たない人でも、「この人たち、おかしいぞ」と思うのではないでしょうか。似たようなイデオロギーの持ち主であれば、全くそんな風には感じないかもしれませんが。
私の見るところ、こういう人たちは社会主義思想にいまだに夢を抱いているのではないかと感じられます。少なくとも、東欧や旧ソ連での「失敗」を総括できていないのではないでしょうか。あるいは、幼い自分に学校で教わった戦後民主主義的なものに愛着を感じていて、現実に即した政策を考えられなくなっている面も多分にありそうです。
対話というのは、ある程度現実認識を共有できる者の間でしか成り立ちません。いわゆるリベラルな人たちの多くは、対話のできる相手ではない、ということがますますはっきりしているように思えます。
さすがに暴力を使って彼らを改心させることなんてできません。我らのできること・すべきことは、そうした役立たない言論、社会が前進するのを妨げるような言論を無視することではないでしょうか。対話の成り立たない相手だとしたら、対話を拒むというのも致し方ありません。
そうして、話のできる者どうしで実りある対話を重ねていく、ということしかないでしょう。人生の時間は有限です。何も生まない対話などにかかずらうヒマはないのですよ。