大望を抱くよりも・・・

投稿者: | 2018-02-23

一人の人間が一生の間に成し遂げられることなんて、たかが知れています。

「何、人生の半分もあれば叶えられるさ」などと簡単に言えるようなら、その中身自体が卑小であるということなのでしょう。

生きる上では、まず自分の生きる家庭で、地域で、あるいは属する組織や団体において、務めを精一杯果たす、誠実に果たす、それだけで立派なことです。「一隅を照らす」というのは、そうした心構えのことを言うのでしょうね。

そうやって何十年も生きていると、自ずと自分の中に真贋を見きわめる目が養われてくるはずです。自分にできることは限られていても、世にあるホンモノ、そして社会に良いインパクトを与えてくれるものを応援し、あるいは普及に手を貸すことができるはずです。それもその人の人生における大きな功績となるのではないでしょうか。

ネットやSNSが定着したことにより、同時代の人と広くつながることができるようになりました。日本語にとらわれなければ、可能性としてはほぼ全世界の人とです。その可能性を、他人の悪口言ったり人の足を引っ張ったり、くだらないネタを広めるのに使うだけではもったいなさ過ぎます。

まずは、自分が日々の暮らしを律する。その上で、世の中にある「良きもの」が増えていくよう、おのれのもっているものを最大限駆使する。そんな生き方をしたいものです。またそんな人が今の何倍にも加速度的に増えていくようであれば、日本の未来は明るいですよ、きっと。

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