下記の記事に触発されて、少し考えてみます。
Google時代のパーソナルブランディングとは?(IDEA*IDEA)
Googleで検索すると、思わぬ個人情報が出てきたり、ウェブ上での不用意な実名発言がヒットしたり、というのはありそうです。「Don’t forget Google never forgets」は、ウェブ時代に生きるこれからの人のたしなみとなるでしょう。
こういう話になると、「ウェブで実名を使って情報発信するのは危険だ」となりがちです。でも本質的な問題は、全てがオープンになってもやましくない生き方をする、ということじゃないでしょうか。「俯仰天地に恥じず」ってヤツですな。
確かに人間はすべてキレイなところだけじゃありません。他人に対してマイナス感情を持つこともあれば、大小の悪事を働いてもいるでしょう。でも、情報は隠しきれないし、いろんなことをオープンにする利点は巨大です。これからの時代、オープン化で人生の可能性を広げていく人と、隠匿や匿名に逃げて卑小な生を送る人の差はどんどん開いていくでしょう。ウェブ時代の掟とでも言いましょうか。
さてもう一つ。元記事では、家政婦応募者の不都合な事実が挙げられていました。私は、少なくとも「大酒呑み」と「万引き歴」はそれだけでは不採用にするべきではないと考えます。それらをリスクとして勘案しつつ、総合的な判断を下せるか。それも問われています。でないと、マイナスがない人ではなく、マイナスを隠すのがうまい人を採用するという別のリスクを冒すことになりますから。