専門家の役割は「支援」です

投稿者: | 2009-03-05

音楽療法について触れたブログ記事を読みました。

音楽療法の役割(元気に!キレイに!いつまでも健康であるために!)

たとえば薬なんかだったら、誤った処方をすれば時に命にも関わります。専門家の深い関与が必要だというのは理解できます。でも、音楽療法であれば、生兵法でも害があるわけじゃなし。専門家がいなければ音楽療法が成り立たない、といった意見はナンセンスだと思います。

そもそも、これからの専門家の望ましいあり方って、クライアントが自ら考え、行動するのを支援することに主眼があります。答えを全部こちらで出して、クライアントを意のままに動かそうとするのは、レベルの低い専門家なんですね。もしくは、専門家の必要性が低いような単純な分野か。

なぜそうなのか。どんな分野でも、専門家が知り得ないクライアント固有の事情や知というものがあるからです。最適なソリューションは、専門家とクライアントがともに主体的に協力する中からしか生まれません。

その辺の機微がわからない専門家は、お尻に「バカ」を付けることになりますよ。

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