安楽死と年齢

104歳のオーストラリア人科学者、デービッド・グッダルさんがスイスで死去しました。5月10日のことです。

CNN.co.jp : 104歳科学者、安楽死の願いかなえる 「喜びの歌」聴きながら

安楽死というか正確には医師の幇助による自殺ですね。オーストラリア各州での安楽死論議に影響を与えるのかどうか、注目です。

今回の件では、104歳という年齢にも注目が集まったことと思います。グッダル氏の記者会見動画を観ましたが、とても100歳を超えているとは思えないほどかくしゃくとしていましたね。それでも、スイスで幇助自殺を遂げた人の中では最高齢の部類に属するのではないでしょうか。

日本で安楽死論議を大いに盛り上げ渦中の人となった脚本家・橋田壽賀子さんはこの前誕生日を迎え93歳となりました。知人の助けを借りて「自裁」した評論家・西部邁氏は当時78歳でした。

安楽死を考える際、年齢というのは結構重要な要素です。60歳未満のいわば若い人と、80歳90歳あるいはそれ以上の老人では同列に論じられない気がします。安楽死を認める条件が違っていても変ではありません(もろちん、前者をより厳格にする、ということになります)。

日本で安楽死を合法化する場合、当初は85歳以上とか90歳以上とか、一定年齢以上の高齢者に限って認める、といったことも考えて良いのではないでしょうか。本人の意思とか病状・生命予後などは必ず条件になると思いますが、それに加え年齢も条件にする、と。もちろん安楽死の実施状況を見ながらこの「年齢制限」は徐々に緩めていく、という前提での話ですけど。

いずれにしろ、安楽死を認めるか認めないかでぶつかっていては話が進むはずもないので、「どういう条件の下でなら安楽死を認められるか」について意見を出し合うべきです。そして私は年齢という要素をとても重要と考えているわけです。下限年齢を条件の一つにしても良いですし、年齢により条件の厳格さを変える、ということにも賛成です。


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