一粒の種

投稿者: | 2009-03-12

ある方のブログで、「一粒の種」という曲の存在を知りました。

すぐに連想したのが「一粒の麦、もし死なずば」という聖書の句です。この曲もそんな中味なのですが、曲が生まれ、育っていくプロセスもひっくるめて、「一粒の種」になっています。

一粒の種 砂川恵理歌 歌詞情報 - goo 音楽
一粒の種 砂川恵理歌 歌詞情報 – goo 音楽

元は、沖縄・宮古島の看護師さん(高橋尚子さん。マラソンの「Qちゃん」とは別人です)がいまわのがん患者の男性(中島正人さん)から聞き取った言葉を詩にしたものです。その後、男性の母親は脳梗塞で倒れました。息子さんの言葉を母に届けたいと思った高橋さんは、知人のミュージシャン下地勇氏に作曲を依頼。できあがったのがこの歌です。で、これを同じ宮古島出身の歌手・砂川恵理歌さんが歌ってCDになった、と。

その辺のいきさつと、歌に寄せる想いを、砂川恵理歌さんが語ったインタビューがあります。

砂川恵理歌インタビュー

――この歌『一粒の種』をどのように歌い継いでいきたいですか?

砂川恵理歌:この歌には、中島さんの想いがあって、それを受けた高橋さんの気持ちがあって、そしてさらにまたそれを受け取って作曲した下地勇さん、そのようにいろんな人たちの想いと物語が重なって出来た曲です。また“宮古”というキーワードがそれを繋いで、私もこの曲に出会うことができたのですが、私も歌手になる前に介護の仕事をしてきたという事などもすべて含めて、この巡り合わせには“運命を感じて”います。これをずっと大事に歌い続けていきたいという使命感がありますね。

どんな場合でも、一つの作品ができあがるまでにはいろんな想いが集まり、結晶となっていくんでしょうが、「一粒の種」についてはその想いの深さや強さが圧倒的です。そしてもちろん、曲自体がいい。下記で高橋さんが述べるように、下地勇さんの手が加わることによって、亡くなった人が遺された人を励ます、優しい歌になっています。

原詩の「一粒の種」は、生きていたいという深い悲しみの詰まった詩であるが、歌になった「一粒の種」は、逝ってしまった者から、残された者への慈しみのメッセージとなり、聴く者の心をくるんでくれるような優しさを感じる。

↓高橋さん自身が綴る「一粒の種」物語。必読です
http://www.melma.com/backnumber_33637_1630607/
http://www.melma.com/backnumber_33637_3924680/

断言します。ポスト「千の風になって」はこの曲です。ぜひ多くの人にこの曲のことと、その背後にある物語を知ってもらいたい。

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一粒の種」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 歌の動画【一粒の種 砂川恵理歌】「ちっちゃくていいから 一粒の種になりたい 俺の命の 一粒の種になりたいよ」中島正人2004.3.4高橋尚子・記

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