図式的なスローガンですが、ここのところますます、タイトルのような方向性で行くべきじゃないかと思うようになっています。
これは別に私の独創でも何でもなく、「和魂洋才」とか「右手に論語、左手に算盤」といった言葉は同様のことを言っているんだと思います。
要は、近代西洋の根っこにある思想・哲学のようなものが行き詰まりを見せている中で、東洋的なもの、たとえば仏教や儒教、道教、そして日本的な美意識とでもいったものが、これからの文明のパラダイムを構築する上で、ヒントになるんじゃないか、と。そしてそこに、日本人がこれからの世界に貢献する一つの道があるのではないでしょうか。
インターネットを使いこなしながら様々な学術知にアクセスしつつ、高い環境意識を持って、精神性のある暮らしをする。そんな生き方を、一握りのスーパーマンだけじゃなく、平均的な知性を持った人ならたやすく実現できる。そんな時代が来ようとしているんだと感じます。