ドコモの雑誌読み放題サービス「dマガジン」を契約していることもあり、いろんな雑誌の表紙を目にする機会があります。中身を読むことは限られますけどね。
そんな中、この1〜2ヶ月ほど週刊誌の間で「死後の手続き」についての特集が組まれることがとても多いです。ちょっとしたブームと言ってもいいくらい。
週刊誌で「死後の手続き」にまつわる記事・特集がブームみたいになっていますね。自分の見た範囲でも、週刊現代、サンデー毎日、週刊朝日の最新号の表紙に、この文字が。
— 永岡秀樹??生前準備デザイナー (@kokoro_yuigon) 2019年2月20日
とりわけ週刊現代はこのテーマに注力していて、別冊本まで出しちゃうほど。右側が、それです。
私が思うに、出版社としてはあまり手間・コストを掛けずに記事をつくれる反面、読者の人気が高い、ということでコストパフォーマンスの良い特集なんでしょうね、きっと。
今後は単行本やムックでその種の企画が相次ぐことでしょう。中には何万部、何十万部と売れるようなものも出てくるかもしれません。ちなみにAmazonで「死後 手続き」と検索すると45件がヒット、何でも「大切な身内が亡くなったあとの手続きの本 2019年改訂版」が「冠婚葬祭・マナー」のベストセラー1位になっています。
買う側、読む側としては、身内が亡くなったときにやらなければいけないことがリスト化、マニュアル化されていればありがたい、というのはあるでしょうね。制度の変更などに応じてアップデートしてくれればなおよし、というところですが、現に上記にヒットした多くの本が「新版」「改訂版」を出しています。
あとは家族・きょうだいの状況に応じて必要にして十分な情報がカスタマイズされていれば上出来じゃないでしょうか。これは本だと難しい注文ですが。
ひとまずこのブーム、注視していくつもりです。テレビのワイドショーなんかでも「週刊誌で死後手続きがブーム!」なんて取り上げられると、ブームがブームを呼ぶ、みたいになるかもしれません。ちょうど終活がそうであったように。
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