最近、「・・・力」という造語を目にする機会、多くありません?
私は、「・・・力」の氾濫にへきえきしています。安易に新たな「・・・力」を作りすぎではないか、と。
「・・・力」といったものを語るなら、その力が備わっていれば具体的に何ができるのか、あるいは、その力の有無や高低をどうやって計測するのかが、明確に定義されなければなりません。けれど私の見るところ、そんなことはなく、単に雰囲気やイメージで「・・・力」という言葉が使われるケースが大半のようです。
使うな、とは言いません。安易すぎないか、ということです。
ちょっと前には「コミュニケーション力」という言葉がもてはやされました。実体のない概念とは言いませんが、あまりに曖昧で、使うにしても慎重であるべき言葉でしょうね。そしてここのところ流行かけているのが「人間力」。ここまで来ると、ほとんど何も言っていないのと同じです。
せめて我々は、「・・・力」という言葉を適切に使いこなす力を、身に付けたいものです。
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