1970年生まれの私。物心ついた頃には、テレビも写真もカラーでした。つまり、モノクロからカラーへの転換を、身をもって体験したわけではないんですね。
立体化・3D化というのは、映像や画像においてモノクロからカラーに匹敵する、あるいはそれ以上の転換だと思います。今現在、我々が目にするモノクロは、古いもの以外では特殊な芸術的効果を狙ったものに限られます。3Dが一般化すれば、二次元のカラー映像・画像も、ちょうどそれと同じような位置付けになるでしょう。
私の関心で言えば、遺影写真など故人の面影をとどめるものが3D化されたら、どんなインパクトがあるだろうか、と考えます。故人を知らない子孫も、故人の人となりを鮮明に思い浮かべることができるでしょうね。まあこれも、善し悪しでしょうが。
3Dの次に来るものは、何でしょう。視覚・聴覚がリアルに近づけば、次は触覚や嗅覚ということになりそうです。ただここまで来ると、限られた用途以外、あまり必要性を感じなくなりますが。
きっかけ記事:裸眼で立体映像を楽しむことが可能な世界初の立体3Dデジタルカメラ「FinePix Real3D」の実機を触ってきました – GIGAZINE