日本人には、こうした人が多いと思います。部分最適の追求には熱心で、驚くほど能力を発揮するのに、全体最適には無頓着というような。
私はどちらかというと逆の方なので、ついつい目についてしまうんです。
理想を言えば、鳥の目と虫の目を兼ね備えて、自在に使い分けることができればいいんでしょうけど、なかなか難しい。基本は虫の目で、時に一歩引くような感じで鳥の目を取り入れることができる、といったあたりが現実的でしょう。また、傍目八目というやつで、他人の目も鳥の目の代わりとして大いに役立ちます。
ともあれ、日本人には鳥の目を養う訓練が、もっと必要でしょう。