NHKスペシャルに日本人の安楽死が登場します

投稿者: | 2019-05-17

6月2日日曜日の放送予定となっています。

あと二週間ちょっとなので、大事件・大災害でもない限りこの日に放送されるでしょう。番組のタイトルは「仮題」となっていて、こちらは変更の可能性あり、です。

NHKスペシャル | そして安楽死は行われた?ある日本人と家族の記録?(仮)

安楽死が容認され海外からも希望者を受け入れている唯一の国スイスで、私たちは初めて日本人の安楽死をテレビカメラで記録した。3年前に、全身の機能が失われる神経難病と診断されたAさん。歩行や会話が困難となり、医師からは「やがて胃瘻と人工呼吸器が必要になる」と宣告される。その後、「人生の終わりは、意思を伝えられるうちに、自らの意思で決めたい」と、スイスの自殺幇助団体に登録した。

書籍や雑誌ではすでに日本人の安楽死が取り上げられたことがあったかもしれませんが、どうやら日本のテレビ局が日本人の安楽死をカメラでとらえたのは今回が初めてだそうで。テレビの歴史における一つの事件と言っていいかもしれません。

実際には外国人の安楽死だって安楽死には違いありませんが、やはり日本人のそれだと切実感が違います。この番組を多くの人が観て、我が事として安楽死について考えるようになってほしいですね。

具体的には、

  • 自分に死期が迫った場合、安楽死を望む可能性はあるのか
  • 仮に家族から「安楽死させてくれ」と言われたら、どう応じるのか
  • 日本社会で安楽死を認めてよいかどうか

といったことについて。

そして「自分はしようとは思わないし家族がやるというのも絶対に認めないが、日本の中にやりたいという人がいるのなら、認めてあげても良いのではないか」というのも一つの考え方だということに思い至ってもらいたいです。アンケートなどを取ると、「自分もやるかもしれないし、日本でも安楽死を認めてほしい」という意見が過半数に上るみたいですけど。

なお、スイスで行われているのは医師の幇助による自殺というのが正確なところで、安楽死とは似て非なるところがあります。要は、最終的な薬物の投与・摂取を本人が行うか医師が行うかです(前者が幇助自殺、後者が狭義の安楽死です)。実務上は大変な違いですが、この件に関して是非などを議論する際には二つを厳密に区別することにさほど大きな意味があるとも思えません。一括りに「安楽死」ということでいいと思います。

この番組の反響、注意深く見守るつもりです。もちろん私自身も、この番組を観てみて改めて安楽死について熟考することにします。

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