飼い主の「遺言」でペットが安楽死

何とも胸の痛むニュースが。日本ではなく、アメリカでの出来事ですけど。

CNN.co.jp : 「愛犬と一緒に埋葬を」 元気だった犬、遺言に従って安楽死 米

米バージニア州で、自分が死んだら愛犬を一緒に埋葬してほしいという故人の遺言に従って、元気だった飼い犬が安楽死させられた。

シーズーのミックス犬「エマ」は、飼い主の女性が死去したことを受けて3月8日に同州チェスターフィールドの保護施設に預けられた。

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エマは地元の動物病院へ連れて行かれて安楽死させる処置が行われ、バージニア州の施設で火葬された。骨壺(こつつぼ)に収められた遺灰は遺産管理人に返還された。

何とも身勝手な遺言です。もしこの犬が人の言葉を話せたら「一緒に逝きたい」と言ったかもしれませんが、そうした意思確認は不可能。これでは安楽死というより殺害ですよね。

そもそも動物がケガや病気などで苦しんでいるときにその苦しみを長引かせないために安楽死させるケースは少なくないと思います。ただ今後人間に対しての安楽死が議論され、もしかすると実施されるようになると、この二つに同じ言葉を使い続けるのは不都合なんじゃないの?という気がします。人間に関しては、本人の「死なせてほしい」という意思が確認されていることは絶対と言ってもいいくらいの条件ですからね。

さて本件については、Twitterなどで見ると古代エジプトやインドでの「殉死」の慣習を思いだした人が少なくなかったようです。後者はサティと言われ、日本語で寡婦殉死などと訳されているそうです。安楽死よりはこちらのほうが近いですが、こちらは文化的に制度化されたものであるのに対し、今回のは飼い主の恣意にすぎません。もちろん人間の殉死と犬を道連れにすることは大きな違いですが、何ともヒドい話だと思います。

日本の法律の感覚だと「公序良俗に反する契約は無効」という原則があります。本件は明らかにそれに該当しそうなものですが、何とか法的手立てで殺害を止めることはできなかったものでしょうか。

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