安楽死の話題の続きです。
昨日も少し触れたように、海外で安楽死(医師の幇助による自殺を含みます。以下省略)する日本人が相次ぎ、それがメディアで度々取り上げられるようになると、ますます「自分もそうしたい」と海外に渡航する日本人が増えるかもしれません。いわゆるデス・ツーリズムです。
これが年間数人レベルだと、さほど問題にはならないでしょう。どんどん増えていって年間50人とか100人のレベルとなるとどうでしょうか。つまり、毎週のように世界のどこかで日本人が1〜2人安楽死しているようになったら、受け入れている国でもまた日本国内でも「自殺者を”輸出”していいのか」という話になるのは確実です。臓器移植においても、似たようなことがありましたからね。
ただ望むらくは、そんな情けないことになる前に、安楽死を日本国内で解禁してもらいたいものです。最初は、厳格な条件で構わないと思います。また仮に解禁されたとしても、当分の間は自殺者数(今は、年間2万人台の半ばですかね)と比べたら桁が2つ3つも違うと思いますよ。つまり多くて年間数百人で推移するんじゃないでしょうか。
ともあれ、議論を始めるのに早すぎる、ということはないはずです。安楽死が是か非かではなく、解禁にあたってどんな条件を設け、どのように運用するか、ですけど。