イチロー選手が日米通算で3086安打を放ち、日本プロ野球史上最多安打を記録しました。
イチロー、次への挑戦…大リーグ記録更新「重い」 : 大リーグ : スポーツ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
ヒットを打つということに関して、鍛え方から準備、そして打席でのかけひきまで、あらゆる部分を工夫し、向上してきた賜物だと思います。そして、ヒット量産をこれほど長く続けてきたことも凄いですね。
彼がこれから更新していく最多安打記録は、たぶん日本人選手が今後破ることはないんじゃないでしょうか。ちょうど王貞治氏のホームラン記録がそうであるように。
彼はあと１０年くらいプロ野球選手としてやっていきたい意向を持っていると聞いたことがあります。彼の「長寿」にも注目ですね。それが実現すれば、自ずとピート・ローズの4256本も見えてくるでしょう。
イチローはよく天才と呼ばれます。私はむしろ、達人とか名人の名がふさわしいように思います。いずれにしろ、彼には他のプロ野球選手でさえ見えていないものがたくさん見えているはず。今後は年齢から来る衰えというのが小さからぬテーマとなると思いますが、彼には野球、とりわけバッティングをとことんまで極めてほしいものです。その境地をすべて言葉にすることはできなくても、我々凡人にとって、多くの学びを提供してくれるでしょうから。
余談かつ時期尚早ですが、イチローにはぜひ監督としても大成してほしいものです。中日ドラゴンズの監督なんて、どうでしょうか。そしてゆくゆくは、WBC日本代表の監督に、と。尾張名古屋は城で持つならぬ、日本野球はイチローで持つ、ってことで。