さる10月29日は、1969年のこの日にインターネットのもととなるARPANETが誕生してからちょうど50周年だったそうです。
私はその翌年に産まれていますので、インターネットよりは1歳下、ということになります。
もっとも、研究者や技術者などを除き、一般の人がインターネットの存在を知り、利用するようになったのは1990年代の半ば以降でしょう。それも数年間は「知る人ぞ知る」みたいな感じだったと記憶しています。
私はちょうどWindows95が発売される半年あまり前にインターネットを体験しました。1995年というのはパソコンの歴史において大きな節目となりましたので、よく覚えています。
当時はパッケージソフト購入してインターネット接続用のソフト(TCP/IP接続ソフト)を入手したりしていましたね。パソコン通信は既に普及していましたのでそこから入手する方法もあったのかもしれませんが、自分はそこまでの知識は無く。パッケージには他に、ブラウザやメールソフト、それにtelnetだのFTPクライアントだのが含まれていたように思います。価格は正確に記憶していませんが、たぶん7,000~8,000円はしたんじゃないですかね。
以来、私なりにインターネットについて大きな出来事言えるものを挙げると、
- ADSLを使った常時接続(のちにWiMAX、光ファイバーへ移行)
- ネットショッピングの体験(最初はもちろん、本!)
- タブレットやスマートフォンの無線LAN接続(それまではデスクトップパソコンを有線接続)
- Twitterの利用
あたりでしょうか。いずれにしろこの20年あまりというのは、インターネットでできることが次第に増えていき、いろんなことがますます便利になったプロセスでした。最初の頃は素朴なホームページを閲覧する程度しかしていなかったのに、今は生活のあらゆる面でインターネットが関わっていますからね。
ネットバンキングのような金融取引もそうですし、動画や音楽を楽しむのもインターネット経由。1995年時点では思いもよらなかったようなことが膨大に実現しているという点で、まさに夢のような思いがします。
今やインターネットは、電気やガス、水道などとならぶ生活インフラとなりました。「健康で文化的な最低限度の生活」に欠かせないものと言っていいでしょう。昨今ではSNSなどデジタルツールに依存することの弊害も言われるようになっていますが、人類がこの「利器」をうまく活用して、さらに便利で、さらに豊かで、さらに素敵な世界をつくっていくことを心から望みます。