中国の「いのちの電話」

投稿者: | 2019-11-01

NHKのBSで、中国・天津市で行われている「命の電話」についてのドキュメンタリーを観ました。

NHKドキュメンタリー – Asia Insight選「中国 命の電話」

急速な発展とともに中国人の“心の病”が深刻化している。そんな人々に命のよりどころを提供したいと命の電話が立ち上げられた。生死のはざまで揺れる人々の言葉を記録する

30分間と短い番組ではありましたが、とても心に響きました。

現代の中国人、とりわけ若者がどんな悩みや苦しみを抱えて生きているのか、その一端を垣間見ることができたからです。登場した事例は数例だけですが、家族特に親の存在が苦しみとなっているケースが目に付きました。日本に比べるとまだまだ親の権力が強いんだな、という印象を持ちました。

あととても印象深かったのが、電話を受ける側が割と積極的に問いかけたり励ましの言葉を掛けていたりして、傾聴の域を超えていた点です。これも日本ではちょっと考えられないような人と人との間合いでした。

とはいえ、どんな社会でもこの種の「匿名で悩みを聞いてくれる」サービスは必要でしょうね。日本ではなり手が少なくなりいのちの電話の存続が覚束ない地域もあると聞きます。お金だけで解決する話ではないでしょうが、社会がその意義を深く理解し、いろんな形でその存続を支える方向に持って行けるといいな、と思ったことでした。

なおこのBS「Asia Insght」は良質の番組をコンスタントに発信しているので、チェック対象含めておくのがオススメですよ(海外向けのNHK WORLDでやっている番組に日本語のナレーション・字幕を付けたものを、BS1でほうそうしています)。

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