なぜ社会主義はダメなのか

投稿者: | 2019-12-30

前回記事「ベーシックサービス???」の補論です。

日本ではまだあまり顕著に見られる動きではありませんが、米国など西洋先進国では若者が社会主義に抵抗感を感じなくなっている、どころか、惹かれるようにすらなってきている、ということに私は重大な危機感を持っています。

冷戦終結から30年経ち、今の「若者」はすでに東欧やソ連の社会主義体制が崩壊してから生まれました。中国はいまだに共産党の一党独裁ですが、良くも悪くも特異な体制なのであまり社会主義として意識されていないかもしれません。

さて社会主義の最大の問題点は、政府の権力を使って社会正義を実現しようとすることにあります。それは必然的に経済的な自由はもちろん、思想・良心の自由をも大幅に抑圧する体制にならざるをえないのです。これは「絶対に」と言って良い。

また時代の変化の速い現代においては、社会主義体制だと経済・社会上のイノベーションが阻害され、進歩から取り残される蓋然性が高い。世界全体が社会主義になってしまえば「みんなで貧しく」みたな感じで、悪くないかもしれません。けれど一国だけでそうした体制を取った場合、経済成長率において大きく見劣りすることとなるでしょう。

どうせやっても失敗する道を、あえて選ぶ意味がない、というのが私の信念です。社会主義を目指す動きは、膨大な時間やお金、それにおそらく人命をも空費するだけで終わるでしょう。それだけに、そうした流れが強まることについては、それこそ命懸けで抵抗するつもりです。

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