この数年、ひしひしと感じるようになっています。
現代の日本に暮らす我々は、人口の高齢化・長寿化や減少に合わせて社会保障制度などを再構築し、あわせて各人の生き方をそれに適応させていかねばなりません。いわゆる人生100年時代というヤツです。
他方で、インターネットや人工知能の進展によって、産業や社会の構造が激変することが予想されます。それらにも備えていかねばなりません。
二正面作戦を迫られている、と言っても良いでしょう。基本的には、どちらについても無知・無関心であることは許されません。でないと時代から取り残されてしまうかもしれませんから。
ただやはり、両者はやや時間軸が違うかな、というのも感じます。高齢化や長寿化はすぐ将来に迫った問題ですが、人工知能が社会に浸透しましてやシンギュラリティなんてものが訪れるの(仮に訪れるとしたら、ですが・・・)はまだ何十年も先のことになるでしょう。
その意味では、各人が今何歳くらいかということによって対処法も当然違ってくるはずです。今の中高年だったら、後者は自分の生涯には大して影響しない、と割り切って知らんぷりを決め込むことも可能かもしれません。たとえば60歳くらいとかそれ以上の世代の人たちならば。
ただ私はあと20年以上は現役でいるつもりですし、他方で後者によって世界がどんな風に変わるのか、立ち合ってみたいという気もあります。どちらも、自分事として考え、対応していきたいと思っていますよ。二正面で。