感染症と格差・差別

投稿者: | 2020-04-17

新型コロナウイルス感染症が猖獗をきわめている米国、とりわけニューヨーク州では、重症化したり死亡したりする人たちの中で黒人やヒスパニック系の人たちが目立って多いことが明らかになり、一部で問題視されています。

私は大規模な感染症流行が起こったときにはトリアージの導入はやむを得ん、と考える立場ですが、日本でももしやると低所得者や不健康な生活習慣を持つ人(両者はおそらく、強い相関)が真っ先に見捨てられる、ということになりかねません。

だからと言ってトリアージは導入すべきでない、とは考えません。ただトリアージがそうした負の側面をもちうる(というかきっと持つ)ということは考えておいた方が良いと思います。

公衆衛生学の分野では、社会的格差が大きいほど、低所得の人のみならず富裕層の健康度も悪化する、と言われている由。

今回の感染症対策にどうのという話ではありませんが、長い目で見て低所得層の行動変容を促し、あるいはインセンティブを設けて平均的な健康度を底上げしておくことは、結局社会全体のためになるのかもしれません。

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