4月に発令された緊急事態宣言(その後全国に拡大)、5月末とかその1週間先まで延長されることが既定路線となっています。
1月下旬に武漢市が封鎖されて以来、新型コロナウイルスの情報・ニュースを追い続けています。そこで自分が学んだこと・考えたことからすると、緊急事態宣言を「全国対象で」「さらに1ヶ月」延長する、というのはほとんど理解できない選択です。
そしてもっと不可解なのは、政治家もそれを支える世論もさして反対ではない、どころか「ちゃんとやってくれ!」と政権の尻を叩く気配すらあることです。
私が今の時点で、このウイルスと対峙する上で考慮すべきポイントは
- 無症状の感染者が多いので、想像以上にウイルスは広がっている
- それだけに、致死率は低い
- とりわけ高齢・基礎疾患持ち・喫煙者は重症化リスクが高い
- 恐らく、インフルエンザ同様に季節性を持つ
- それだけに、次の冬には変異したウイルスにより再度流行が起こる可能性が高い
といったことでしょうか。何にしろ、今季思い切った策を講じたからといって「はい、終わり」というわけには行かないだろう、とわきまえておくべきです。医療面でも経済・財政面でも「弾切れ」のような事態は何としても避けなくてはなりません。
一言で言うと、「対策にメリハリを付けろ!」「弾切れは何としても避けろ!」というのが私が今一番声を大きくして訴えたいこと、ということになりますかね。もちろん、感染症対応・医療と経済・財政、両にらみで問題意識を持ち続けた上での結論ですよ。