安倍政権への評価

投稿者: | 2020-08-27

第2次安倍政権の存続期間が先頃、憲政史上最長の記録を更新しました。これからは最長記録を伸ばす日々となりますね。

恐らく、というかほぼ確実に、私が生きている間にこれほど長く続く内閣を目にすることはないでしょう(苦笑)。メディアでは今次の政権を総括する記事が相次いでいます。それにつられて、私なりの安倍政権評のまとめを。

率直に言って、外交・安全保障面では大きな功績を挙げた内閣だと思います。米国はじめアジア太平洋地域の民主主義国家との良好な関係を築きましたし、国内的にいくつもの重要な法整備もした。このあと誰がどの政党が政権を担うことになるかはわかりませんが、この路線を外したら長くはもたないんじゃないでしょうか。まさに既定路線を確立した、と言っていいと思います。

他方で、内政面については不満がいっぱいです。やる必要のないことをやり・やるべきことには手を着けず、いたずらに時間を空費して必要な改革・問題解決を怠った、と切り捨てたいです。アベノミクスなるもので日本の成長軌道を取り戻せたでしょうか?財政や社会保障制度について、意味のある改革・アクションを打ち出したでしょうか?はっきり言って、赤点どころか零点に近い、いやマイナスの評価すらしたくなるほどのお寒い状況です。

安倍首相当人は、社会保障とか厚労行政についてはかなりのプロ意識を持っておられる、という話です。けれども政治は結果責任。まともなアウトプットが出せなかったならば、酷評されても仕方ないでしょう・・・。

さて最後にもう一つ。安倍首相を敵視してこの政権の足を引っ張ったメディアや野党政治家の「罪」は、相当に大きいと感じます。ああいうのがなければ、政権はこれよりもっと実のある仕事できたんじゃないでしょうか?政権のすべてを賛美するつもりの無いような私からしても「こいつらは、日本の敵だな」と思わされたところです。

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