終末期ケアにおいては医療=医師にできることには限界があり、その分、看護師などによる肉体的・精神的ケアの比重が大きくなります。
ある緩和ケア認定看護師の方のブログを読みました。
魂のミッション | Lotus house my spiritual life
以前、知人の緩和ケアの医師に「あなたと僕の緩和ケアに携わる目的の違いは、僕は単なる緩和ケアの医師としての役割を果たしたい、苦痛を緩和できるように日々努力をしているんだけど、あなたにとっては、ミッションなんだね。」と言われたことがあります。
確かに、緩和ケアに携わる看護師であることや認定看護師としての役割のネームバリューへのこだわりや管理者としてのポジションへの執着はなく、いつも、スピリットに対する癒し手でありたいと思っています。
正直、文字の色や間隔はひどく読みづらいものになってしまっていますが、書かれていることは、とても印象的です。
終末期ケアに関わる看護師さんには、看護以外にアロマやマッサージ、そして時にはスピリチュアルなことなど、「第二専攻」とでも言うべきものをお持ちの方が、少なくないようです。ブログ等を通じての印象にすぎませんが、医師の方とは、精神構造がかなり違うようです。
それは、看護師さんに女性が多く、また、生身の患者さん・家族と向き合う立場にあるからなのかな、と思ったりもします。
医療において終末期ケアや緩和ケアの重要性が高まるほど、看護師の存在感も増していきそうな気がします。医師と看護師の「パワー・バランス」にも、影響するんじゃないでしょうか。現場レベルでは、上記記事のように、医師が看護師に助けを求める、ということもあるようですし。