面白い記事を見つけました。
第74回:還暦の人が楽しく働ける国ニッポン!?:日経ビジネスオンライン
中国では老人が亡くなると、図書館が一つなくなったと言われていたそうです。それだけ、人生を重ねてきた人には、経験や知識が詰まっている。そう考えられていたのです。
この年になってみて、それがよく理解できるようになりました。頭は良くありませんが、間違いなく経験や知識は増えました。しかも、そのことをひけらかす、というより冷静に使えるようになったと感じています。
いろんな状況において、どう対処すればいいのか、それがうまくなったのも年齢を重ねたからに違いありません。
ですから、この4分の1位の知識と経験を使わないのはもったいない。若い人に一から教えるより手っ取り早いし、教えるにしてもツボを心得ています。
まさに日本の財産。どうして、もっと活用しようと思わないのでしょうか。爺さん・婆さんは頭が固い、うるさい、動かない、金がかかる、という固定観念に陥っているのかもしれません。
そこで、私が考える日本のアイデア。「還暦を迎えても楽しく働ける国」。どうですか?60歳になって不安なく働ける、活躍できる。つまり、いつまでもやろうと思えばお役に立つことができる国。
このビジョンに反対する人は、あまりいないんじゃないでしょうか。何より、日本人自身の多くが「いくつになっても働いていたい」と考えているのですから、無理がない。
もちろん「還暦を迎えても働かねばならない国」では悲惨です。誰もが強要されるようなものではありません。資産が豊富な人や、趣味などやりたいことのある人、健康でない人は、早く引退するのもいいでしょう。あくまで、本人が望めば「還暦を迎えても楽しく働ける国」です。
本格的な生涯現役社会を実現できれば、日本は他の国のお手本になれるでしょう。必ずしも全ての国がうらやましがるとは思えませんが。