世の中には、やたらいばる人間というのがいるものです。
実際には、自信のなさがうきぼりになるだけに、軽蔑や哀れみの対象となる人たちですが。
「金を払うほうが当然偉い」と、思い込んでいるお客さん:日経ビジネスオンライン
いくら金を払っている客でも、お店・店員に対する敬意を失わない。それが、客の作法というものです。店員だって人間です。敬意を示さない客には100パーセント、あるいはそれ以上のサービスをするのは無理なんじゃないでしょうか。
さてこれは、会社と従業員、上司と部下の関係にも当てはまります。従業員や部下に適切な敬意を払わないのでは、十分な貢献を得ることはできないんじゃないでしょうか。
現代の我々は、前近代社会の身分制度について非人間的なように感じます。ですが、現代の客ー店員関係、上司ー部下関係も、後世から見ればきっと「封建的」に思えるでしょう。まだまだ人一人の持っている可能性や、その命の営みの尊さについて、多くの人は啓蒙以前という状態にあるからです。