我々は本や音楽を手に入れるために、先にお金を払います。
(非合法的な手段などを用いて、無料、ないしは格安に入手することができる場合もありますが、それはひとまず措きます。)
で、これについて最近思うのが、表題のようなこと。満足するかどうかは、鑑賞してみないとわからないのに、先に金を払えというのは、理不尽だよな、と。
書籍やCDといった「モノ」としてしかコンテンツを入手できなかった時代はその理不尽さが気になりませんでしたが、デジタル化とともに耐え難くなってきました。なお、本についてはデジタル化はいまだ不十分ですが、いわば予期的に「デジタル化されたら・・・」という前提で考えるようになっています。
最近は、コンテンツの評価を最大5つまでの星で評価することが一般化してきました。人によって評価の基準、厳しさ・緩さがまちまちという問題はありますが、支払ってもいい対価に対応させれば、おおよそ次のようになるのではないでしょうか。
星5つ(☆☆☆☆☆)・・・喜んで支払う。かつ、周囲に宣伝したいレベル。
星4つ(☆☆☆☆)・・・喜んで支払う。
星3つ(☆☆☆)・・・いくらかは支払う。
星2つ(☆☆)、星1つ(☆)・・・支払いたくない。星1つについては、無駄にした時間の分、こっちが支払ってもらいたいくらい。
コンテンツの提供者が、星3つから星5つに対応する対価を決めれば、それが一種の評価基準となるのではないでしょうか。で、4つ、あるいは5つを付けてくれた人には、プレミアムを付ける、と。
どんなプレミアムがありえるか、どんなプレミアムがいいかを、次回考えてみます。
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