利己主義は必敗

投稿者: | 2009-08-14

必勝ならぬ必敗です。昨日読んだ本「なぜ正直者は得をするのか―「損」と「得」のジレンマ」に書かれていた3つの原理をメモしておきます。

原理1 利己主義者は、他者と助け合うことができない(互恵不能原理)
原理2 利己主義者は、いかに取り繕おうとも、利己主義者であることが「ばれて」しまい、自滅してしまう(暴露原理)
原理3 利己主義者に支配された集団は、集団ごと自滅してしまう(集団淘汰原理)

興味深いのは、原理3ですね。利己主義者が多数派・権力側となると、その集団の力が削がれ、あるいは持てる資源を消尽する。結果、仮にいくらか利他主義者がいたとしても、集団自体が滅び去ってしまう、と。

理屈の上では、利己主義は愚かだということはわかります。でも、現実には世の中から利己主義はなくなりません。個人的には、人には生存本能・自己保存本能のようなものがあるので、利己主義の根は結構深いのではないかと思います。

一方、利他的行為をしたときに快感を感じるのも、また事実で、こちらも俗に言う本能に根ざした行動と考えられます。人間の性は善か悪か決められず、天使も悪魔も心に棲んでいるというのが実情でしょう。

ここはやはり、教育、あるいは心のトレーニングによって、利他的行動が習慣化するように仕向けるのがいいと思います。もう一つ重要なことは、利他的行動が優勢な組織や社会では、利他的行動がより行われやすくなるということ。きっかけは何でもいいから、利他的行動を「当たり前」にしちゃえば、「こっちのもの」なんです。

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