今回の総選挙は、一種「バラマキ合戦」の様相を呈しています。
有権者がバラマキを喜ぶなら、是非もありません。マニフェストに記されたバラマキは、粛々と実行に移されるべきでしょう。
ただ私が危惧するのは、一度始めたバラマキは、やめるのが難しい、ということ。始める前は「バラマキだ」と言われたものでも、いったん定着してしまうと、既得権益と化すからです。高速道路1000円なんかも、もうやめられなくなってるんじゃありませんか?
家計が節約をしようとするなら、恒常的な支出を削ったり省いたりすることを考えます。国においても同じで、恒常化しそうな支出を決めるときは、その目的をしっかり定め、効果がないとなったらやめることをあらかじめルール化しておかないと、際限なく無駄を垂れ流すことになるんじゃないでしょうか。
いずれにしろ、政治家にも国民にも、財政についての危機感が足りなさすぎるように思います。やはり、財政が破綻するとか、ハイパーインフレになるとかしない限り、目が覚めないんですかね-。